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動脈硬化の治療・改善として、動脈硬化を進行させる病気がある場合は、その病気も治療していきます。
動脈硬化の進行に関わる病気としては、「高脂血症(こうしけっしょう)」、「高血圧」、「糖尿病」、「痛風(つうふう)」、「肥満」、「肝胆膵疾患(かんたんすい しっかん)」、「腎疾患(じん しっかん)」、などです。
高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、は生活習慣病としてよく知られていますね。
「肝胆膵疾患」とは、肝臓、胆嚢(たんのう)、膵臓(すいぞう)、に起こる病気のことで、「腎疾患」とは腎臓に起こる病気のことです。
それではそれぞれの病気と治療・改善方法について見ていきましょう。
高脂血症(こうしけっしょう)は、動脈硬化を進行させます。
血液の中に余分なコレステロール(悪玉[LDL]コレステロール)が増えてしまう高脂血症により、血管(動脈)の内側の壁に余分なコレステロールが入り込んでこびりついてしまうので、「粥状硬化(じゅくじょう こうか)」になってしまいます。(粥状硬化については、「動脈硬化の種類〜粥状硬化など」のページをご覧下さい)
高脂血症は動脈硬化の4大原因(高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙)の 1つでもあります。
つまり、高脂血症は動脈硬化を進行させるだけでなく、動脈硬化を発症させる原因でもあるのです。
ですから、動脈硬化があり高脂血症もある人は、高脂血症の治療をする必要があります。
高脂血症の治療については、高脂血症のカテゴリの下記のページをご覧下さい。
▼高血圧の治療について
高脂血症についてさらにくわしくは、高脂血症のカテゴリの「高脂血症とは?@」、「高脂血症とは?A」のページをご覧下さい。
高血圧があると、血管の内側の壁に強い圧力が加わり続けることで血管(動脈)を傷つけてしまい、そのためにどんどんと血管が硬くなり弾力を失って、動脈硬化が進行してしまいます。
高血圧は動脈硬化の4大原因(高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙)の 1つでもあります。
つまり、高血圧は動脈硬化を進行させるだけでなく、動脈硬化を発症させる原因でもあるのです。
ですから、動脈硬化がある人で高血圧がある人は、高血圧の治療をする必要があります。
高血圧の治療については、高血圧のカテゴリの下記のページをご覧下さい。
▼高血圧の治療について
高血圧と動脈硬化についてさらにくわしくは、高血圧のカテゴリの「高血圧とは?@」、「高血圧とは?A」のページをご覧下さい。
糖尿病があると、インスリンと呼ばれるホルモンの分泌が不足することで、糖質の代謝の異常が起こり、高脂血症が進行してしまったり、高血糖(血液の中にブドウ糖が多すぎている状態)が原因で血液が固まりやすくなってしまったり、高血圧の合併が一般の人より多くなったりなどの理由から、動脈硬化が発症・進行しやすくなってしまいます。
また、糖尿病は動脈硬化の4大原因(高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙)の 1つでもあるので、動脈硬化があり糖尿病もある人は、糖尿病の治療をする必要があります。
糖尿病の治療については、「糖尿病」のカテゴリの「糖尿病の治療」のページをご覧下さい。
肥満していると、高脂血症、高血圧、糖尿病、などになる危険が高くなります。
ですから、肥満を解消することは、動脈硬化を含む様々な生活習慣病の治療と予防になります。
肥満については、「肥満」のカテゴリの「肥満とは?」のページからご覧下さい。
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