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種類別に違う治療法 |
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高脂血症(脂質異常症)の治療方法は、どのようなタイプ(種類)の高脂血症であるかによって変わります。
コレステロールが多い「高コレステロール血症」、中性脂肪が多い「高中性脂肪血症(高トリグリセリド血症)」、他の病気により高脂血症になる「二次性高脂血症」、遺伝の異常が原因で高脂血症になる「家族性高脂血症」などのタイプにより、それぞれ違う治療法を行います。
コレステロール値が高い人の治療は、コレステロールを制限した食事療法をすることになります。
中性脂肪値が高い人の治療は、脂質を制限し、中性脂肪値が異常に高い場合は急性膵炎(きゅうせいすいえん)の予防を最優先させます。
コレステロール値と中性脂肪値のどちらも高い人の治療は、まず中性脂肪値を下げる治療を行います。これは、中性脂肪が下がると、コレステロール値も下がることがあるからです。
また、他の病気が原因で高脂血症になる二次性高脂血症の治療は、原因となっている病気を治療します。
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