降圧剤の種類

- 降圧剤の種類と作用について解説

降圧剤種類

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高血圧(こうけつあつ)について解説しています。高血圧は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高血圧はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高血圧について理解して、高血圧の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高血圧を予防できるようにしましょう!
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高血圧の治療B〜降圧剤の種類
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     高血圧の治療B〜降圧剤の種類


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降圧剤の種類は様々な種類があり、その特徴も様々ですので、降圧剤の種類・特徴・副作用を簡単に見ていきましょう。


▼降圧剤の種類
利尿薬(りにょうやく) -
薬による効果 -
 腎臓の水分やナトリウム(塩分)の排出を助けて尿の量を増やすことで、体内の水分の量を減らして血圧を下げます。最初に使われることが多いです。むくみやすい女性に適しています。
薬による副作用 -
 過敏症、めまい、低カリウム血症、高尿酸血症、 高脂血症、耐糖能の低下(糖尿病)、痛風、月経異常、腎結石、他

β遮断薬(べーた しゃだんやく) -
薬による効果 -
 交感神経のβ受容体(べーた じゅようたい)を遮断して、血圧を上げるカテコールアミンをいう物質を抑えて血圧を下げます。心臓から送られる血液の量を抑えて心拍量を抑え、末梢血管(まっしょうけっかん)を拡げます。心拍数が多い人、高齢者、狭心症を発症している人などに使われます。よく使われる降圧剤です。
薬による副作用 -
 手足の冷え、息切れ、気管支ぜんそく、末梢血管の循環の悪化、他

α遮断薬(あるふぁ しゃだんやく) -
薬による効果 -
 交感神経のα受容体という部分に作用して、血管の緊張を和らげて血圧を下げます。糖や脂質の代謝や、心臓や腎臓などの他の臓器への影響が少ないです。
薬による副作用 -
 たちくらみ、めまい、頭痛、他

αβ遮断薬(あるふぁ べーた しゃだんやく) -
薬による効果 -
 交感神経のα受容体だけ遮断すると、太い血管は拡がるが、末梢血管は縮んでしまうので、α受容体とβ受容体を同時に遮断することで、心臓から送られる血液の量を抑えて、末梢血管を拡げます。
薬による副作用 -
 立ちくらみ、他

カルシウム拮抗薬(かるしうむ きっこうやく) -
薬による効果 -
 カルシウムイオン(Ca2+)と拮抗する(互いに反する)薬剤です。血管を拡げ、心拍数を抑えて、血圧を下げます。脳・心臓・腎臓などへの血流がよくなるので、これらの臓器に病気がある方や高齢者に適した薬です。
薬による副作用 -
 頭痛、動悸(どうき)、むくみ、顔面の紅潮(こうちょう)、便秘、他

アンジオテンシンU受容体拮抗薬(ARB) -
薬による効果 -
 末梢血管(まっしょうけっかん)を拡げて血圧を下げ、心臓や腎臓への負担を軽くします。
薬による副作用 -
 動悸、めまい、他

アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬) -
薬による効果 -
 血圧を上げる物質が作られるのを防いで、血圧を下げる物質が作られるようにします。血圧を下げる作用が強く、利尿作用や心臓の負担を減らす作用もあります。
薬による副作用 -
 せき
 


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