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高血圧の方で生活習慣の改善などにより血圧がうまく下がらない場合は、医師の判断により血圧を下げる薬の「降圧剤(降圧薬)」を使います。
生活習慣の改善とは、塩分を控えたり、体重を減らしたり、タバコをやめたり、有酸素運動をしたり、お酒を減らすなどを行います。
生活習慣の改善を数ヶ月間行っても、血圧の数値が、収縮期血圧(上の血圧)が
140mmHg以上で、拡張期血圧(下の血圧)が 90mmHg以上である場合は、降圧剤を使うことになります。
降圧剤は根本的に高血圧を治すものではなく、血圧をコントロールして、正常な血圧の状態を維持するためのものです。ですので、薬による治療は長い期間続けることになります。
薬の種類は様々なものがあり、高血圧の人の症状や状態により使い分けられます。
降圧剤は、使用量を少なくしてその効果を大きくし、さらに薬による副作用を抑えるために、2種類以上の降圧剤を組み合わせることが多いです。
処方された降圧剤は、医師の指示にしたがってしっかり続けましょう。勝手に飲むのをやめてしうと、医師が薬による治療効果を把握することができず、治療がうまくいきません。飲み忘れてしまった場合はそのことも医師に伝えまましょう。
それでは次のページでは、降圧剤の種類とその作用について見ていきましょう。
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