高血圧の症状ですが、特別なものはありません。つまり、血圧が高くても自覚症状を感じることはほとんどない、ということです。
検査などで高血圧であるという結果がでても、自覚症状がないため「大丈夫だろう!」と放置してしまう人もいますが、高血圧によりその他の病気になり、その病気の症状が出てからでは遅いのです。
高血圧はゆっくりじわじわと進んでいきます。そして自覚症状がでたときは、高血圧により、「狭心症(きょうしんしょう)」、「脳卒中(のうそっちゅう)」、「心筋梗塞(しんきんこうそく)」、などの合併症が発症してしまっているのです。
高血圧は、別名「サイレント・キラー」と呼ばれています。これは、「沈黙の殺し屋」という意味で、それだけ自覚症状がほとんどなく、しかも恐ろしい病気であるということを表現しています。
高血圧の方は、肩こり・頭痛・めまい・手のしびれ、などの症状が出る場合もありますが、これらの症状は高血圧特有の症状ではないので、これらの症状が出たからといって高血圧であるとはいいきれません。
ですから、健康診断などで高血圧であることがわかったら、医師の指示を受けて、すぐに治療を開始しましょう。
それでは次のページでは、高血圧と合併症について見ていきましょう。
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