心筋梗塞症

- 心筋梗塞(心筋梗塞症)の基礎知識について解説

心筋梗塞症とは

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、心筋梗塞(しんきんこうそく)について解説しています。心筋梗塞は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、心筋梗塞はとても危険な病気なのです。ですから心筋梗塞について理解し、心筋梗塞の症状・原因・治療・検査や、さらに気になる色々な情報・基礎知識などから、心筋梗塞を早期発見・予防できるようにしましょう!
 心筋梗塞について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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心筋梗塞とは?@
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     心筋梗塞とは?@


 心筋梗塞(心筋梗塞症)とは、心臓にある動脈の「冠動脈(かんどうみゃく)」に異常が起こることで血液の流れが止まってしまい、心臓の細胞に血液が行き渡らなくなることで、心臓の筋肉(心筋)の細胞が死んでしまう状態のことです。とても激しい胸の痛みや、冷や汗、吐き気などの症状が現れます。

 冠動脈とは、心臓の表面をおおうように走っている血管のことです。心臓の細胞に酸素や栄養を送っている血管です。

 血管の血液の流れが止まってしまう原因は、血管の中に「血栓(けっせん)」と呼ばれる血液のかたまりができて、それが詰まってしまうからです。

 血管の中に血栓ができる原因は、「動脈硬化(どうみゃくこうか)」が進んで血管の内部が狭くなったり、血管の内側の壁にでこぼこができて血液の流れが悪くなることで、血液が固まりやすくなるので血栓が出来やすくなるからです。

 動脈硬化とは、血液の中の脂肪(コレステロール)が血管の内側の壁にこびりついてたまってしまう病気です。血管の内側にこびりついてたまったものを「粥腫(じゅくしゅ:プラーク)」といいます。

 粥腫はゆっくりと大きくなっていき、そのうち血管をふさいだり、粥腫の表面をおおっている皮膜が破れることで中身が血管の中に出てしまい、その中身が血液にふれることで血液が固まってきて血栓となり、血管をふさぎます。

 心臓の血管である冠動脈がふさがれてしまい、心筋梗塞の状態になると、ふさがった先の血管には血液が流れないので、その血管から酸素や栄養分をもらっている細胞は死んでしまいます。

 心筋梗塞がはじまってからだいたい 20分ぐらいで細胞が壊死し始め、 40分ぐらいで心筋が壊死してしまいます。血流が止まっている時間が長ければ長いほど心臓の細胞の壊死が広がってしまいます。

 心筋梗塞により心臓の細胞が死んでいくと心臓の働きが悪くなります。細胞の壊死の範囲が小さい場合は「不整脈(ふせいみゃく)」など、大きい場合は「心不全(しんふぜん)」になることもあるので、とても危険です。

 ちなみに、心不全とは、心臓から動脈へ血液を送れなくなる状態のことで、心臓の末期的な状態です。不整脈とは、拍動(はくどう)のリズムが乱れている状態のことです。



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