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血圧とは? |
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血圧とは、血液が流れるときに血管(動脈)に加わる圧力のことです。
血管には、様々な種類があり、心臓からそれらの血管へ血液がながれることで、私たちは生命を維持しています。血液は心臓から、大動脈、動脈、そして細動脈(さいどうみゃく)、毛細血管(もうさいけっかん)と流れ、静脈(じょうみゃく)、大静脈と流れて心臓へもどってきます。
血圧は、これらの様々な血管に加わっています。そして、血圧の強さはそれぞれの血管により違います。また、場所によっても違いがあるので、同じ動脈でも、大動脈と細動脈では血圧に差があります。
通常、血圧は動脈壁(どうみゃく へき)を押し広げる圧力である「動脈圧(どうみゃく あつ)」のことをいいます。
そして血圧は、上腕(じょうわん)にある動脈の「上腕動脈圧」であることが一般的です。上腕とは腕の力こぶの出るところです。
医者などへ行くと、上腕のところにマジックテープのついた布のようなものを巻かれて、ポンプで圧力をかけて測ったりしますね。高齢者の方はご存じかと思います。
上腕動脈は心臓からの血圧が強く反映されるので、上腕から血圧を測ることで心臓の状態もよくわかります。
血圧は、血液が流れるときに血管に加わる圧力のことである、ということはわかっていただけたと思います。私たちの体に酸素と栄養を運ぶ血液を、体中に送る力である血圧は、とても重要なものなのです。
ただ、そんな大切な血圧も、度を超してしまうと血液の流れが強くなりすぎてしまい、血管に高い圧力がかかりすぎて血管を傷つけてしまいます。
つまり高血圧は、血管を傷つけることで、私たちに様々な病気や障害をもたらす怖いものなのです。
※次のページ、「高血圧とは?A」へ続く・・・・
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