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高脂血症(脂質異常症)と年齢 |
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高脂血症(脂質異常症)は、男性では 40代〜50代がいちばん多く、女性では50代〜60代ぐらいに多いとされています。つまり、中年期から高齢になると起こりやすくなってきます。
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高脂血症は増加している! |
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高脂血症は昔に比べると増加しつつあります。これは、はやり肉中心の食の欧米化にあると思われます。
食という生活習慣の変化により、脂っこいものを食べる機会が増えたことで、コレステロール値が高くなる人が増えて、高脂血症も増加してしまっているわけです。
高脂血症の原因については「高脂血症の原因」のページからご覧ください。
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高脂血症と死亡率 |
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日本人の死亡原因の第 1位は「癌(がん)」で、それに次ぐのが、「心臓の疾患」、そして次が「脳の血管による疾患」です。
「心臓の疾患」と「脳の血管による疾患」は、高脂血症により引き起こされる動脈硬化が原因として起こることが多いです。
つまり、死亡原因の上位 2つの疾患と高脂血症は深い関わりがあるということなんです。
また、高脂血症は動脈硬化以外にも、「脂肪肝(しぼうかん)」、「胆石(たんせき)」、「急性膵炎(きゅうせいすいえん)」などの他の病気を引き起こすこともあります。
ですから、検査などにより高脂血症であると診断されたら、すぐに治療を行う必要があります。治療は早ければ早いほど改善しやすいので、高脂血症を放置しないようにしましょう。
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