高脂血症(脂質異常症)の原因は、下記のように様々なものがあります。
・高脂血症になりやすい体質と生活習慣により起こるもの |
・他の病気や薬により引き起こされるもの |
・遺伝子の異常によるもの |
それでは、それぞれについてくわしくみていきましょう。
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体質と生活習慣による高脂血症(脂質異常症) |
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高脂血症の原因として多いのが、高脂血症になりやすい体質と生活習慣によるものです。後のページで解説しています「家族性高脂血症」ほど遺伝性があると認められてはいないのですが、体質は両親から受け継ぐもので、生活習慣は食習慣や運動習慣などです。
この高脂血症になりやすい体質と悪い生活習慣が合わさることで、高脂血症になってしまいます。
生活習慣の中でも、いちばん重要な要素が「食生活」です。脂っこいものや甘いものを多くとると、血液の中のコレステロールや中性脂肪が増加してしまいます。
生活習慣では、食生活の他に、運動不足、喫煙、飲酒、ストレス、などの要素があります。運動不足による肥満やタバコの吸いすぎ、お酒の飲み過ぎ、ストレスをため込む、などにより、高脂血症になる可能性が高まります。
また、体質的なことでは、コレステロールが上がりやすい人(反応型)と上がりにくい人(非反応型)がいます。コレステロールが上がりにくい人が、高コレステロールの食品を食べてもあまり変化しませんが、上がりやすい人では、少ない量でも上がってしまいます。
ただ、体質的な原因を持っている方でも、生活習慣を改善することで高脂血症を予防することができます。
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