高脂血症(脂質異常症)であるかどうかを調べるには、健康診断や人間ドックで検査をうけるのが一般的です。
検査は、「血液検査」を行うことで高脂血症であるかを調べることができます。朝食前の空腹時に採血して行います。
血液検査では、高脂血症に関係のある、「総コレステロール値(TC)」、「HDLコレステロール値(HDL:善玉コレステロール)」、「中性脂肪値(トリグリセリド値:TG)」の 3つの数値が重要となります。
悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロールに関しては、直接血液から調べるのではなく、上の3つの数値から算出して数値を出すのが普通です。ただ、病院によっては、LDLコレステロール値も血液検査により直接調べ出すこともあります。
LDLコレステロール値(悪玉コレステロール値)を調べる計算式は下記の通りです。
総コレステロール値 |
− |
0.2
(中性脂肪値が
400mg/dl 以上の
場合は0.16で計算する) |
× |
中性脂肪値 |
− |
HDL
コレステロール値
(善玉
コレステロール値) |
※計算方法は、まずは、中性脂肪値と0.2(または0.16)をかけます。そして出た数値を総コレステロール値から引いて、さらに出た数値からHDLコレステロール値を引きます。
それでは次のページでは、高脂血症の診断基準について見ていきましょう。
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