※前のページ「動脈硬化の治療C〜病気の治療・改善T」の続きです↓
痛風(つうふう)とは、関節周囲炎を起こして激しい痛みを伴う病気です。「痛風」は、風が吹いても痛いといわれるものです。最初は指の関節に痛みが出ることが多いです。
痛風の原因は、「高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)」です。高尿酸血症とは、血液の中の尿酸値が異常に高くなる状態のことです。
高尿酸血症により、血液に溶けきらない尿酸が体中の色々なところで尿酸塩の結晶としてたまり、急性の関節炎が起こった状態が痛風です。
また、高尿酸血症になると、他にも様々な病気や障害が発症します。血液中に余分な尿酸があると、動脈硬化を進行させる原因となります。
痛風と糖尿病は似ている点があります。それは、偏った食生活により、体内の正常な物質の量を必要以上に上昇させたり、運動不足による肥満で体内バランスが崩れることで発症するところです。
痛風の治療や対策には、薬による治療や、食生活の改善をする食事療法、運動による運動療法などがあります。
痛風については「メタボリックと病気F〜痛風」のページでもさらにくわしく紹介しています。
「肝胆膵疾患(かんたんすい しっかん)」とは、肝臓、胆嚢(たんのう)、膵臓(すいぞう)、に起こる病気のことです。
肝胆膵疾患は、コレステロールや中性脂肪が増えすぎることで起こる病気が多いので、そのために高脂血症(脂質異常症)になりやすくなり、動脈硬化を進行させやすくなります。
ですから、肝胆膵疾患がある場合はその治療も行っていきます。
「腎疾患(じんしっかん)」とは、腎臓に起こる病気のことです。
腎臓に障害があると高血圧になりやすくなるので、強い圧力が加わることで血管(動脈)が傷ついてしまい、動脈硬化を進行させてしまいます。
ですから、腎疾患がある場合はその治療も行っていきます。
※次のページ「動脈硬化の治療E〜薬物療法」へ続く・・・・
|