動脈硬化の検査は、まず、動脈硬化の原因となる要素(危険因子)を患者さんがどれぐらい持ち合わせているのかを調べます。
動脈硬化の原因は下記のように色々なものがあります。
▼動脈硬化の原因
※動脈硬化の原因についてさらにくわしくは、「動脈硬化の原因」のページをご覧下さい。
これらの動脈硬化の原因・危険因子となるものを多く持っていれば持っているほど、動脈硬化になっている可能性が高くなるので、ある程度、動脈硬化にが起こっているか、どれぐらい進行しているかを予測することができます。
ですから、症状が無い初期の動脈硬化では、これらの動脈硬化の危険因子があるかどうかの検査を行います。
高血圧を調べるには定期的な血圧測定、高脂血症を調べるには血液の中のコレステロールの測定、糖尿病を調べるには血液中の血糖の量(血糖値)の測定を行います。他にも、体重、尿糖、血液中の尿酸値などを測定して、異常値が出れば、動脈硬化が起こっていると考えられます。
ただ、動脈硬化が進行して症状が現れていたり、動脈硬化が起こっているのかを正確に診断する場合は、特別な動脈硬化の検査が必要です。
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動脈硬化の検査 |
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動脈硬化の検査は、動脈硬化により発症する症状や病気があるかどうかを調べます。
検査方法は、「心電図検査」、「運動負荷試験」、「眼底検査」、「CT検査」、「MRI検査」、「超音波検査」、「冠動脈造影検査」、などがあります。
▼動脈硬化の検査
それでは次のページからは、動脈硬化の各検査法について見ていきましょう。
※次のページ「動脈硬化の検査と診断A〜心電図・眼底検査」へ続く→
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