足の動脈硬化

- 足の動脈硬化について解説

足動脈硬化

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、動脈硬化について解説しています。動脈硬化は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、動脈硬化はとても危険な病気なのです。ですから動脈硬化について理解することで、動脈硬化の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、動脈硬化を予防・早期発見できるようにしましょう!
 動脈硬化について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
動脈硬化
一覧へ
動脈硬化の症状B〜腎臓・足の動脈硬化
 スポンサーリンク
     動脈硬化の症状B〜腎臓・足


※前のページ「動脈硬化の症状A〜目・心臓・大動脈」の続きです↓


腎動脈に動脈硬化が起こると・・・

腎動脈とは、お腹を通る「腹部大動脈」から枝分かれして、左右に一つずつある腎臓(じんぞう)に血液を供給している血管のことです。

この腎動脈に動脈硬化が起こると、腎動脈が狭くなり血流が悪くなる「腎動脈狭窄症(じんどうみゃく きょうさくしょう)」になってしまいます。初期では症状は全くないですが、約70%以上の狭窄率になると高血圧などの症状が出る場合があります。

また、高血圧により、腎臓に集まっている細い動脈に動脈硬化が発生すると血流が悪くなり、腎臓へ流れる血液の量が減って老廃物の排泄(はいせつ)に障害が起こり、 腎臓が硬くなって腎臓の機能が低下する「腎硬化症(じんこうかしょう)」になってしまいます。

腎硬化症の症状は、良性腎硬化症の場合は、肩こり、頭痛、めまい、動悸(どうき)、吐き気(はきけ)、急激な血圧の上昇、蛋白尿(たんぱくにょう)、血尿などですが、自覚症状がない場合もあります。初期には、わずかな蛋白尿(たんぱくにょう)、進行すると腎臓の機能が低下して「尿毒症(にょうどくしょう)」、「腎不全(じんふぜん)」、「心不全」になることもあります。



足の動脈に動脈硬化が起こると・・・

四肢(しし:両手両足)、主に下肢(かし:足)が動脈硬化になると、動脈の血液の通る空間が狭くなったり、詰まってしまったりして血流障害が起こります。これを「閉塞性動脈硬化症(へいそくせい どうみゃくこうかしょう)」といい、下肢に起こるものは「下肢閉塞性動脈硬化症」といいます。

原因は、糖尿病高血圧高脂血症(脂質異常症)、タバコなどが原因です。高齢になることでも、発症しやすくなり、主に40〜50歳以降に発症することが多いです。

閉塞性動脈硬化症になると、「間欠性跛行症(かんけつせい はこうしょう)」が起こります。

間欠性跛行症(かんけつせい はこうしょう)とは、初めは脛骨(けいこつ:すねの骨)やひざの裏の動脈に起こり、歩いているとふくらはぎなどがこわばり痛くなります。少し休むと痛みはなくなりますが、症状が悪化してくると、ちょっと歩いただけで痛くなり、歩くことが困難になってしまう症状のことです。

間欠性跛行の症状は、糖尿病の合併症である神経障害を合併していると、あまり痛みを感じないことがあります。


・壊疽(えそ)

閉塞性動脈硬化症が悪化すると、足の指から血管が詰まってしまい、そこに「壊疽(えそ)」が起こってしまうことがあります。

壊疽とは、下肢(かし)の動脈硬化により、血流が悪くなったり、血流が途絶えたりすることで、その部分の細胞がどんどん腐っていってしまう病気です。

壊疽の症状としては、足の指の炎症や痛み、冷感などです。特に喫煙歴が長い人に多いと言われています。


スポンサーリンク


次のページ「動脈硬化の検査と診断@」へ進む
前のページ「動脈硬化の症状A〜目・心臓・大動脈」へ

動脈硬化一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved