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心電図検査とは、心臓が収縮するときに発生する弱い電流の変化をとらえてグラフに記録し、異常がないかどうかを調べる検査です。
運動負荷試験(負荷心電図)とは、歩行や階段をのぼるなどの運動をしているときの心電図を測る検査です。
狭心症があると、心電図に特有の結果が出るので、動脈硬化があるのかがわかります。
「狭心症(きょうしんしょう)」とは、心臓の周り(表面)を走っている冠動脈(かんどうみゃく)に動脈硬化が起こることで、血流が悪くなり心臓の激しい痛みなどの症状が現れる病気です。
また、動脈硬化により冠動脈が詰まってしまい、血流が途絶えてしまうと「心筋梗塞(しんきんこうそく)」になってしまいます。
眼底検査(がんてい けんさ)とは、目から入った光が突き当たる眼球の奥の部分の「眼底」の毛細血管(細小動脈)を顕微鏡などで見て、異常がないか調べる検査です。
眼底にある動脈は、目で直接見ることができる唯一の血管です。顕微鏡などで眼底の「網膜(もうまく)」の動脈(細動脈)を調べて、そこに動脈硬化があると、ほぼ同じ程度の細動脈硬化が脳の血管にもあるということがわかります。
※網膜とは、眼底の一部で、眼球のもっとも内部に張りめぐらされている膜です。カメラで例えるとフィルムの役割にあたります。
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