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高脂血症(脂質異常症)の中でも、コレステロール値が高くなる高コレステロール血症は、「動脈硬化」を引き起こし、さらに進行すると様々な病気が発症してしまいます。
それでは高コレステロール血症により引き起こされる病気について見ていきましょう。
高コレステロール血症により、動脈硬化になって血管が狭くなり、血液が流れにくくなると、血液が血管の内側の壁を押す力が強くなってしまうために、高血圧になってしまいます。
高血圧についてくわしくは、当サイトの「高血圧」のカテゴリの「高血圧とは?@」のページからご覧下さい。
高コレステロール血症により、動脈硬化が脳の動脈に起こると、動脈が詰まってしまうことで起こる「脳梗塞(のうこうそく)」や、もろくなった動脈が破裂して出血する「脳出血」などになってしまいます。
ちなみに、脳卒中(のうそっちゅう)とは、「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」などの、脳の血管が詰まったり脳の血管が破れることで出血してしまう病気の総称です。
脳卒中についてくわしくは、当サイトの「脳卒中」のカテゴリの「脳卒中とは?」のページからご覧下さい。
高コレステロール血症により、動脈硬化が心臓の動脈に起こると、動脈が狭くなって血流が悪くなることで「狭心症(きょうしんしょう)」が、動脈硬化により血の固まりである「血栓(けっせん)」ができて動脈がつまってしまうことで「心筋梗塞(しんきんこうそく)」が起こることがあります。
狭心症・心筋梗塞についてくわしくは、当サイトの「心筋梗塞・狭心症」のカテゴリの「心筋梗塞とは?@」、「狭心症とは?」のページからご覧下さい。
高コレステロール血症により、動脈硬化がお腹や胸の動脈に起こると、動脈がコブのように膨らんで破裂しやすくなる「大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)」が起こることがあります。
動脈瘤(どうみゃくりゅう)とは、血管(動脈)の壁が薄くなって大きく膨らんでくる病気のことです。大動脈瘤とは、これが大動脈と呼ばれる全身に血液を送る大血管に起こるものです。
また、動脈瘤の発生する部位により、「胸部大動脈瘤」、「腹部大動脈瘤」に分類されます。
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