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動脈硬化の種類 |
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動脈硬化には、「粥状硬化(じゅくじょう こうか)」、「中膜硬化(ちゅうまく こうか)」、「細動脈硬化(さいどうみゃく こうか)」の 3つの種類があります。
その中でも、通常よく見られる動脈硬化は「粥状硬化」です。高脂血症(脂質異常症)により発症する動脈硬化も「粥状硬化」です。
※さらにくわしく「動脈硬化の種類」
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粥状硬化とは? |
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粥状硬化(じゅくじょう こうか)とは、血管(動脈)の壁にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が入り込んでしまうために、お粥(おかゆ)のようなドロドロとした固まりである「粥腫(じゅくしゅ)」が発生してしまう動脈硬化のことです。
※ちなみに、粥腫(じゅくしゅ)は、「アテローム」または「プラーク」とも呼ばれます。
粥腫(じゅくしゅ)が進行してどんどんと大きくなっていくと、血管の空間を狭くしていき、血流が悪くなってしまいます。これが心臓の冠動脈で起こると「狭心症(きょうしんしょう)」になってしまいます。
さらに粥腫が破裂して中身が出てしまうと、そこに血の固まりである血栓(けっせん)が出来やすくなり、血管をふさいで血流を止めてしまう場合もあります。
心臓や脳で、血栓による血流の停止が起こると、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)になってしまいます。
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