高血圧と脳梗塞

- 高血圧と脳梗塞について解説

高血圧と脳梗塞

高齢者の生活習慣病
 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、高血圧(こうけつあつ)について解説しています。高血圧は誰でもなりうる病気ですが、特に中年から高齢になると注意したい病気です。そして、高血圧はとても危険な病気の発症につながる可能性があります。ですから高血圧について理解して、高血圧の症状・原因・治療・検査やさらに気になる色々な情報などから、高血圧を予防できるようにしましょう!
 高血圧について知りたい方のために当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
高齢者の生活習慣病
トップページ
高血圧
一覧へ
高血圧の症状B〜高血圧と脳梗塞
 スポンサーリンク
     高血圧の症状B〜高血圧と脳梗塞


※前のページ「高血圧の症状A〜合併症」の続きです↓


高血圧と脳卒中

高血圧の合併症としていちばん多く見られるものは、「脳卒中(のうそっちゅう)」です。

脳卒中とは、「脳梗塞(のうこうそく)」、「脳出血(のうしゅっけつ)」、「くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)」、の 3つの脳の病気のことて、3つ病気をひっくるめてそう呼ばれています。

「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」、の 3つの脳の病気は、脳に起こるのでとても怖い病気です。発症する脳の場所や発症してからの対処が遅れたりすると、後遺症が残ったり、最悪の場合は死亡してしまうこともあります。

それでは、高血圧に関わるこれらの 3つの病気について見ていきましょう。



高血圧と脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が詰まってしまうことで脳細胞へ血液がいかなくなり、脳細胞が壊死(えし)してしまう病気です。

血管が詰まった場所によってマヒや言語障害などの様々な症状が現れます。壊死してしまった脳細胞はもとにもどることはありません。


脳梗塞には大きく 3つのタイプがあります。それぞれについて見ていきましょう。


・脳塞栓 (のうそくせん)

まず、心臓などの脳以外の場所でできた血液の固まりである血栓(けっせん)やその他の物質が、血液の流れにのって脳に到達して、脳の血管に詰まってしまうものです。これを「脳塞栓(のうそくせん)」といいます。

ただ、脳塞栓は高血圧だけでなく、不整脈や心臓弁膜症(しんぞう べんまく しょう)などの他の病気からも起こることがあります。


・脳血栓症(のう けっせん しょう)

そして、脳の血管でできた血栓が脳の血管に詰まってしまうもので、これを「脳血栓症(のう けっせん しょう)」といいます。

血栓は、高血圧により血管の内側の壁に酸化したコレステロールが袋状にたまってしまう「粥状硬化(じゅくじょうこうか)」が発生して、袋状にたまったコレステロール(アテローム)が破れることで発生してしまいます。

高血圧だけでなく、メタボリックシンドロームがあるとさらに脳血栓症が起こる確率が高くなります。


・ラクナ梗塞(小梗塞)

最後は、脳の細い血管に起こる「ラクナ梗塞(小梗塞)」です。これはコレステロールが不足しているために血管がもろくなってしまっている状態で、高血圧による血圧の激しい変動により起こります。

脳の深い部分にの細い血管に、長径 1.5cm未満の小さな梗塞が複数発生します。 脳梗塞の中では一番症状が軽く、場合によっては無症状の場合もあります。

脳梗塞の約半数を占め、加齢によってほとんどの人に起こりますが、高血圧によりさらに進行することがあります。


※次のページ「高血圧の症状C〜高血圧と脳出血」に続く・・・・



スポンサーリンク


次のページ「高血圧の症状C〜高血圧と脳出血
前のページ「高血圧の症状A〜合併症」へもどる

高血圧一覧へ

高齢者の生活習慣病 トップページへ


高齢者の生活習慣病
動脈硬化
高血圧
高脂血症
糖尿病
肥満
メタボリックシンドローム

脳卒中
脳卒中
脳梗塞
脳出血
くも膜下出血

心筋梗塞・狭心症
心筋梗塞
狭心症

がん(癌)
がんの知識T基礎
がんの知識U治療
がんの知識Vその他
種類別のがん
肺がん
胃がん
大腸がん
肝臓がん
すい臓がん・胆道がん
食道がん
悪性リンパ腫
白血病・多発性骨髄腫
膀胱・腎臓・副腎がん
咽頭がん・喉頭がん
口腔がん(舌・歯肉がん)
脳腫瘍・甲状腺がん
皮膚がん
骨肉腫・軟部肉腫
種類別 女性のがん
子宮がん・絨毛がん
乳がん
卵巣がん・膣・外陰がん
種類別 男性のがん
前立腺がん・精巣がん
Copyright (C) 高齢者の生活習慣病 All Rights Reserved