※前のページ「メタボ検診を受ける方法とペナルティー」の続きです。
※メタボ健診(特定健診)について最初から見たい方は、「メタボ健診とは?」のページからご覧下さい。
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メタボ健診(特定健診)と健康診断(健診)の違い |
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メタボ健診(特定健診と特定保険指導)と今までの健康診断(健診)の内容は、少し違うところがあります。
メタボ健診は、将来の生活習慣病が発症する危険があるかどうかを見つけて、危険がある場合は早い段階で対処していくことを目的としています。
ですから、健康診断の検査項目から追加された項目や、なくなった項目もあります。
新しく加わった検査項目は、「腹囲(ふくい)」と「LDLコレステロール」です。
無くなった検査項目は、「総コレステロール」、「尿潜血」、「血清クレアチニン」、です。
腹囲(ふくい)の測定は、メタボ検診の基本です。内臓脂肪型肥満であるかどうかを判定します。(腹囲の測定については「メタボリックシンドロームの診断基準」のページをご覧下さい)
脂質を調べる検査については、総コレステロールの項目がなくなって、「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)」が新しく追加されたので、今までの「中性脂肪」と「HDLコレステロール(善玉コレステロール)」と合わせて 3つの項目を調べることになりました。
糖代謝(糖尿病)を調べる検査では、以前の健診(健康診断)では「空腹時血糖」と「尿糖」が必須項目で、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」が医師の判断で行われる選択項目でした。しかし、メタボ健診では、「尿糖」は変わらず必須項目で、「空腹時血糖」と「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」は、どちらかを選択して行うことになりました。
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・新しく追加されたした検査 -
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・選択変更された検査 -
※下記の2つはメタボ健診ではどちらかを選択
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・空腹時血糖(以前は必須項目だった)
(空腹のときの血糖値(血液の中のブドウ糖の量)をはかる検査) |
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・ヘモグロビンA1c(HbA1c)(以前から選択項目)
(ブドウ糖が赤血球の血色素であるヘモグロビンに結合したもの。血糖値を調べることができます。) |
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・無くなった検査 -
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・総コレステロール
(血液の中のコレステロールの量を測定する検査) |
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・尿潜血(にょうせんけつ)
(尿中に血液(赤血球)が混じっているかを調べる検査) |
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・血清クレアチニン
(血中のクレアチニンを調べることで、腎機能が正常かどうかを
調べる検査) |
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それでは次のページでは、メタボ健診(特定健診)の検査基準について見ていきましょう。
※次のページ「メタボ健診(特定健診)の検査基準」へ続く・・・・
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