それではこのページでは、子宮頸がん(子宮頚がん)の治療を、ステージ(病期)別に見ていきましょう。
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ステージ0期 |
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若い人でまだ結婚していない人、出産をしたことがない人、今後出産を希望する人は、レーザーでがんを焼き切るレーザー治療を行います。
今後、出産を希望しない人や、年齢が 40歳以上の人には、子宮を全て摘出する手術を行います(子宮全摘出術)。閉経前である場合は卵巣は残します。
▼0期で行われる治療法(状態により決定されます)
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ステージT期 |
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子宮頸がんのTa期の治療は、子宮全摘出術が行われます。
子宮頸がんのTb期の治療は、手術か放射線療法を行います。Tb期ではリンパ節へ転移する可能性があるので、手術では広汎性子宮全摘出術(こうはんせい しきゅう ぜんてきしゅつ じゅつ)により、子宮を含めて広い範囲を切除することになります。
▼T期で行われる治療法(状態により決定されます)
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ステージU期 |
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治療内容は、Tb期とほぼ同じで、手術か放射線療法になります。Tb期とU期の手術のメリットは、卵巣の機能を残せることです。
▼U期で行われる治療法(状態により決定されます)
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ステージV期 |
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V期での治療の基本は放射線治療です。放射線治療は、体内から放射線を患部に照射する腔内照射(くうないしょうしゃ)と、体外から放射線を照射する外照射の 2つの方法があります。
放射線療法を行っても、子宮にがんが残る場合は、手術をして子宮を摘出する場合もあります。
▼V期で行われる治療法(状態により決定されます)
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ステージW期 |
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W期は末期のがんです。治療法は、がんや患者さんの状態などにより様々ですが、放射線療法・抗がん剤治療(化学療法)・免疫療法などが行われます。治療は延命を目的とされます。
▼Wa期で行われる治療法(状態により決定されます)
▼Wb期で行われる治療法(状態により決定されます)
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