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放射線を癌に当てる方法としては、体の外から放射線を当てる「外部照射法」と、体の中から当てる「内部照射法」があります。ただ、「内部照射法」という言葉はあまり使われないようですが、当サイトでは解説のために使わせて頂きます。
それでは、放射線治療の外部照射と内部照射についてみていきましょう。
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放射線の外部照射法 |
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外部照射法とは、体の外からがんへ向かって様々な角度から放射線を照射する放射線治療です。
正常な細胞にはなるべく被害をあたえないように癌に照射されますが、がんの周りの正常細胞には多少影響をあたえてしまいます。
現在では放射線治療の約90%が、外部照射により行われます。
強度変調放射線治療(きょうど へんちょう ほうしゃせん ちりょう)とは、コンピュータにより、放射線を当てる範囲や強さを調節することで、がん細胞だけを狙い撃ちにし、正常細胞に放射線が当たらないようにする放射線治療です。
コンピュータで制御して、多方向から照射される放射線をうまく操り、がん細胞に照射します。
通常の放射線治療に比べて、治療効果のアップと、副作用を抑えることが期待できます。
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