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子宮頸がんとは? |
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子宮頸がん(しきゅう けい がん)とは、子宮の入り口付近の「頸部(けいぶ)」と呼ばれる部分にできる癌(ガン)のことです。子宮がんの約60〜70%がこの子宮頸がんです。
子宮頸がんは、粘膜の表面にとどまる「上皮内がん」と、粘膜より深くひろがる「浸潤がん(しんじゅんがん)」があります。
子宮頸がんは、検診を受ければほとんど見逃すことがないので、早期発見できる確率も高く、死亡者数は毎年少なくなってきています。
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子宮頸ガンの原因 |
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子宮頸がん(子宮頚がん)の原因は、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」と呼ばれるイボをつくるウイルスが関係しています。
HPVの何種類は特殊なタイプのウイルスで、感染してしまうと一部の細胞の遺伝子に異変が起こり、異形成(前がん病変)が発生し、それが進行することで子宮頸がんが起こってしまいます。ただ、軽い異形成なら治療などをしなくても消失してしまいます。
異形成になるのはヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した人の 5%以下です。
そして、子宮頸がんになりやすい人の条件は、性体験が早く多数の性的な相手がいる女性(女性側だけでなく、男性側に性的な相手が多い場合も含む)、また妊娠・出産の回数が多い女性などです。
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子宮頸がんの症状 |
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子宮頸がんの初期の段階では、これといった症状はありませが、癌(ガン)が進行してくると、生理ではない出血、性交渉などで出血する接触出血、ふだんと違う色や悪臭のあるおりもの、また月経の量が増える・長引くなどがみられることもあります。
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子宮頸がんの検診と検査 |
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子宮がんの検査と検診は、細胞診(さいぼうしん)、内視鏡検査、組織診(そしきしん)、の 3つが中心になります。
子宮頸がんの検診と検査に関しては、「子宮ガンの検診と検査A〜子宮頸がん」のページをご覧ください。
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子宮頸がんの治療 |
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子宮頸がん(しきゅうけいがん)の治療は、手術により癌(ガン)を取り除くことが基本です。ただ、子宮頸がんの約80%が放射線治療がよく効くので、放射線による治療が行われる場合もあります。
早期の子宮頸がんの場合は、子宮を残すことができる場合もあります。
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