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子宮体がんとは? |
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子宮体がんとは、子宮の奥の粘膜に発生する癌(ガン)です。日本での子宮がんの割合は、子宮頸ガンが 約90%以上を占めていたのですが、最近では 約70%ぐらいに減少してきていて、その分、子宮体がんが 約30〜40%に増加しつつあります。
子宮体がんは、月経ではがれる子宮内膜の細胞がガン化したもので、閉経した人に多いとされてきました。しかし、最近では閉経前の若い女性の発症する人数が増加してきています。(若年性子宮体がん)
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子宮体がんの原因 |
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子宮体がんの原因は、女性ホルモンのバランスがくずれることで、体質などの要素も加わって発病するとされています。エストロゲンという女性ホルモンは、脂肪分を多く摂取する事で分泌されますが、エストロゲンが多く分泌されて長くさらされている事で、子宮体がんの発症を多くしているといわれています。
子宮体がんになりやすい人は、妊娠や出産の経験がない、生理不順、肥満、治療でホルモン薬を使っている、などです。
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子宮体がんの症状 |
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子宮体ガンの初期の症状はほどんどありません。ガンが進行してくると、生理ではない出血、ふだんと違う色や悪臭のあるおりもの、排尿痛・排尿困難、性交時の痛み、陣痛のような下腹部の痛み、骨盤の辺りの痛み、などの症状が現れます。
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子宮体がんの検診と検査 |
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子宮がんの検査と検診は、細胞診(さいぼうしん)、内視鏡検査、組織診(そしきしん)、の 3つが中心になります。
子宮体がんの検診と検査に関しては、「子宮がんの検診と検査B〜子宮体癌」のページをご覧ください。
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子宮体がんの治療 |
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子宮体がんの治療は、手術による子宮の摘出が基本です。子宮体がんには放射線治療の効果は少ないです。
子宮体がんは手術ができる場合が多いですが、手術ができない場合や再発した場合は、放射線治療、化学療法(抗がん剤治療)、ホルモン療法が行われます。
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