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子宮とは? |
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子宮とは、伸縮性のある「平滑筋(へいかつきん)」という筋肉でできた袋のような臓器で、赤ちゃんを宿し育てるための臓器です。
左右には親指ぐらいの大きさの卵巣(らんそう)がつながり、子宮と卵巣を結ぶ卵管(らんかん)が広がっています。膀胱と直腸の間に位置し、骨盤(こつばん)の底の部分に固定されています。
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子宮頸ガンと子宮体ガン |
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子宮ガン(子宮癌)とは、子宮に発生するがんで、子宮の入り口近くに発生する「子宮頸ガン(しきゅう けい がん)」と、子宮の奥の粘膜に発生する「子宮体ガン(しきゅう たい がん)」に分けられます。
日本では、子宮頸ガンが 約90%以上を占めていたのですが、最近では 約70%ぐらいに減少してきていて、その分、子宮体がんが 約30〜40%に増加しつつあります。
ちなみに子宮頸がんは、「子宮頚がん」とも表記されます。
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子宮ガンの人数 |
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子宮がんになる女性は、年間で約 1万8000人といわれています。そのうち約 5,000人が子宮がんにより亡くなっています。この死亡者数は、全てのがんの中で
14位です。
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子宮ガンと年齢 |
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子宮ガンになる人の年齢は、30〜40歳ぐらいの女性に多いです。ただ、20歳代の方の人数も増えてきているので、若い方も注意が必要です。
子宮ガンは、若い人には膣部(ちつぶ)に、高齢者の方には頸管(けいかん)にできやすいです。いいかえれば、若い人は子宮の入り口付近に、高齢者の方は子宮のちょっと奥にできやすいということです。
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子宮ガンと検診 |
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子宮頸ガン(しきゅう けい がん)は、検診を受ければほとんど見逃すことがないので、早期発見できる確率も高く、死亡者数は毎年少なくなってきています。
地方自治体の子宮がん検査の対象年齢が、2004年から 20歳以上になったので、女性は20歳から定期的な検査を受けるようにしましょう。
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