※前のページ「子宮がんの検診と検査①」の続きです↓
 |
子宮頸がんの検査 （子宮頚がんの検査） |
|
|
このページでは、子宮頸がん（子宮頚がん）の検診と検査の「細胞診」、「内視鏡検査」、「組織診」について見ていきましょう。
|
子宮頸がんの細胞診（さいぼう しん） |
|
|
子宮頸がんの検査は、まず細胞診（さいぼう しん）を行います。細胞診は、綿棒またはヘラのようなもので、子宮の外子宮口（がい しきゅう こう）と呼ばれる子宮の入口付近をこすって細胞を少し採取し、その細胞を調べる検査です。
細胞診は、とても簡単にできて痛みもないので、よく行われる検査です。しかし、この検査で異常な細胞が発見されたからといって、子宮頸がんであると決定することはできません。異常な細胞が必ずしもガン細胞であるとはいいきれないからです。
ですから、細胞診で異常な細胞が発見されたら、次の検査である「組織診」を行います。
|
子宮頸がんの内視鏡検査（ないしきょう けんさ） |
|
|
内視鏡検査は、細胞診で異常な細胞が発見され、癌（ガン）が疑われた人に行います。
子宮頚がん（子宮頸がん）では、コルポスコープと呼ばれる拡大鏡のような機械で、子宮頸部の粘膜の表面を拡大して、細かい部分を観察します。これを「コルポ診」といいます。ごく初期の小さながんも高い確率で発見することができます。
コルポスコープによる検査は、次の検査の組織診を行うための細胞の採取に欠かせません。
|
子宮頸がんの組織診（そしき しん） |
|
|
組織診は、細胞ではなく組織の一部を採取して顕微鏡で診断する方法です。子宮頚がん（子宮頸がん）での組織診は、痛みもほとんどなく、出血はあってもすぐに止まります。採取した組織から、がんであるかどうかを確定することができます。
子宮頸がん内視鏡検査のときには、パンチバイオプシーを行います。これは異常があるとされる部位を 約4立方ミリぐらい切除する術式のことです。
届かない部位には「掻爬組織診（そうは そしき しん）」を行います。掻爬（そうは）とは、ひっかくように患部を削り取ることです。
また、細胞診で早期のがんであるとわかった場合は、「円錐切除診（えんすいせつじょしん）」でガンがどの程度進んでいるか（浸潤の程度）を調べます。円錐切除診とは、子宮頸部（膣側）の入り口のガンのある部分を円錐型に削り取って調べる方法です。
それでは、次のページでは、子宮体がんの検査について見ていきましょう。
※次のページ「子宮がんの検診と検査③～子宮体癌」へ続く・・・・
|
次のページ「
