がんの予防で大切なのは以下の 3つです。
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・がんが発生しないようにする(一次予防) |
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・がんを早期発見・早期治療する(二次予防) |
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・手術した後の転移・再発を防ぐ(三次予防) |
この 3つに沿って、大腸がんの予防について見ていきましょう
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がんが発生しないようにする (一次予防) |
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一次予防は、生活習慣に注意して予防することです。脂肪分の多い食事をひかえて、食物繊維を多めに取るようにします。食物繊維は大腸がんの発生をおさえる作用があります。
緑黄色野菜は特に大腸がん予防におすすめです。緑黄色野菜には食物繊維はもちろん、「ビタミンA」、「ビタミンC」、「ビタミンE」など、がんの発生を抑える力があるビタミンが含まれているからです。
そして、たばこをやめる、禁煙も大腸がんの予防につながります。胃がん、肺がんでもそうですが、たばこは大腸がん発生の確率を上げるので、注意しましょう。
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がんを早期発見・早期治療する (二次予防) |
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早期発見・早期治療をするには、やはり定期的な検査・検診を受けるしかありません。 1年・できれば半年に 1回は検査をうけておくと良いと思います。
大腸がんは早期発見できればほとんど完治できます。しかし、がんの発生場所によっては初期では症状が出にくい場合があるので、やはり日頃からの健康診断と定期的な検査は大切です。
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手術した後の転移・再発を防ぐ (三次予防) |
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手術した後に、再発・転移をしないための治療と、さらに転移がみられたときの治療です。
再発と転移の予防は、がんの状態に合わせた適切な手術が十分に行われることです。さらに、化学療法や放射線治療も行うことがあり、良い効果が出ています。
手術の後に定期的な検査をしっかり受けておくことも大切です。再発が起きてしまったとしても、早期の段階ですぐに治療を行えるからです。
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