大腸がんの再発は、大腸への再発(局所再発)と他の臓器への再発(他臓器転移)の2つがあります。他の臓器への転移の場合は、その約70%が肝臓へ転移します。(肝臓への転移は、手術時と再発時を含めると大腸がん全体の20〜30%)
大腸へ再発した場合の治療は、手術・抗がん剤(化学療法)、放射線治療をがんの状態によって行います。
他の臓器へ転移した場合の治療としては、肝臓と肺への転移では手術、骨と脳への転移では抗がん剤治療か放射線治療を行います。
転移が一番多い肝臓への転移では、手術が最も有効な治療法です。転移が 1個であれば、手術後の5年生存率は約50%以上と高い確率です。2個以上転移があっても、しっかりと治療を受ければ可能性はあります。