大腸がんの検査・検診には、「便潜血検査(べんせんけつ けんさ)」、「直腸指診(ちょくちょう ししん)」、「注腸造影検査(ちゅうちょうぞうえい けんさ)」、「大腸内視鏡検査(だいちょう ないしきょう けんさ)」、などがあります。
それでは、それぞれの検査・検診についてくわしく見ていきましょう。
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便潜血検査(べんせんけつ けんさ) |
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便潜血検査とは、検便により、非常に少量の血液でも出血があるかどうかを調べることが出来る検査です。
しかしこの検査は、早期がんなどを見逃してしまう場合があることや、出血を確認できても、それががんによるものなのか、痔などのがん以外のものなのかがわかりずらいという欠点があります。
さらに、進行がんでもこの検査をうけて陽性がでる確率は約80%ぐらいなので、数回の検査をしたり、別の精密検査も必要です。
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直腸指診(ちょくちょう ししん) |
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直腸指診とは、肛門から指を入れて、肛門と直腸を調べる検査です。直腸を指で触れた感じで、がんがあるかどうかを調べます。
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注腸造影検査(ちゅうちょうぞうえい けんさ) |
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注腸造影検査(注腸X線検査)とは、バリウム(造影剤)を肛門から注入して、大腸全体をX線撮影します。がんやポリープの形や位置、大きさ、 1〜2ミリの小さな病変までとらえることができます。
しかし、早期の大腸がんや平坦ながんは、とらえられないことがあります。
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