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肺ガンの放射線治療(放射線療法)は、小細胞がんの抗がん剤での治療に補助的に行われます。抗がん剤と放射線の併用治療によって、癌が一次的にでも完全に消滅する確率は、50%から 80%です。
腺がんと扁平上皮がん(へんぺい じょうひ がん)の原発性肺がん(肺細胞から生じる肺癌)で、がんが大きく広がっている場合や、リンパ節転移が多い場合は手術することができないので、放射線治療が中心になります。
再発した場合にも、症状を和らげるために放射線治療が行われます。
放射線治療の主な副作用は、放射線による食道炎、皮膚炎、肺臓炎です。
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定位放射線治療 |
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放射線を病変の形状に正確に一致させて集中照射する方法です。周りの正常な組織を破壊することなく病変のみを治療することができます。
小さな肺がんに対して、ガンマナイフと同じようにピンポイントで放射線を集中させる放射線治療です。
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陽子線治療 |
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陽子線治療とは、がん病巣に陽子(水素原子から電子を除いたもの)を照射する粒子線治療のひとつです。水素の原子核を加速してガンに打ち込むことで、ガンだけを狙い撃ちにして、周りの正常な細胞への影響を最小限に抑える放射線治療です。
手術をすることができない肺がんに行われることがあります。
それでは次のページでは、肺がんの治療「レーザー療法」について見ていきましょう。
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