肺がんの症状は、肺にがんが発生したときに起こる症状(原発巣[げんぱつそう]による症状)と、他の臓器などへの転移による症状があります。
この 2つについて、症状をくわしく見ていきましょう。
|
肺にガンが発生したときの症状 |
|
|
肺の肺門部という部分にできるガン(肺門部がん)では、せき、たんが早い時期からよく見られる症状です。
たんには血が混じる場合が多いようです。血たんといっても、たん全体に血が混じるより、少しの血や、糸のような血栓(けっせん)が混じることが多いです。
そして、少しガンが進行すると、ガンによって気管支の内側が狭くなり、閉塞性肺炎(へいそくせいはいえん)が起こり、せき、発熱、胸痛などの症状が起こります。
つまり、かぜによく似た症状が長く続いているときには要注意といえます。
さらに進行してしまうと、ガンにより気管支がふさがってしまい、肺に空気が入らなくなってしまいます。これを無気肺といいます。
肺の肺野部という部分にできるガン(肺野部がん)は、初期のうちは自覚症状がありません。自覚症状があわられることには、ガンがさらに進行して、周囲の臓器に及び、そこから痛みを感じるようになります。
肺野部がんの早期発見には、胸部X線検査を受けることで可能です。
※次のページ「肺ガンの症状A」へ続く・・・・ |