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歯周病とは？ |
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歯周病とは、歯と歯茎（はぐき）・歯肉の間のすき間（歯周ポケット）にプラーク（歯垢：しこう）と呼ばれる細菌（歯周病菌）の塊がたまって、そのために炎症・腫れ（はれ）・出血が起こったり、歯を支えている歯槽骨（しそうこつ）にまで細菌が障害をあたえて歯が抜けてしまう病気です。
歯周病には、歯肉の炎症による出血や腫（は）れなどが起こる「歯肉炎（しにくえん）」と、歯を支えている歯槽骨（しそうこつ）が破壊される「歯周炎（ししゅうえん）」に大きく分類されます。
ただ、歯周病は、その症状と病態によって様々な種類があります。ちなみに、一般的に言われている「歯槽膿漏（しそうのうろう）」は、「成人性歯周炎」のことです。
歯周病は、中高年の 8割に発症するといわれ、成人では歯を失う最大の原因となっています。
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歯周病とメタボリックシンドローム |
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内臓脂肪型肥満に、高血糖（糖尿病）、高血圧、脂質異常などが重なった状態である「メタボリックシンドローム」の人は、歯周病が発症していることが多いと言われています。
そして、メタボリックシンドロームがある人と歯周病がある人に共通しているのが、「肥満」と「糖尿病」です。
つまり、肥満と糖尿病があると、メタボリックシンドロームや歯周病になりやすいのです。
メタボリックシンドロームと歯周病は同時に進行して、その結果、「動脈硬化」が発症・進行してしまいます。また、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐき（歯肉）のすき間が深いと、動脈硬化になりやすくなるといわれています。
歯周病菌は「内毒素（ないどくそ）」を持っていて、この歯周病菌が血管の中に侵入すると、血管の壁を傷つけてしまいます。そして、その血管壁の傷にコレステロールがたまってしまうと、動脈硬化が発生してしまいます。
動脈硬化になると、「心筋梗塞（しんきんこういそく）」や「腎臓病」が発症する可能性が高くなり、最悪の場合、それらの病気により死亡する危険性があります。
ですから、メタボリックシンドロームの改善と予防は、歯周病だけでなく他の危険な病気の発症を防ぐことにつながるのです。
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歯周病の原因 |
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歯周病の原因は、歯の周りにつく「プラーク（歯垢）」と呼ばれる細菌のかたまりです。
歯周病の原因となる細菌を「歯周病菌」と言います。歯周病菌は、どんどんと歯ぐき（歯肉）とその奥の歯槽骨（しそうこつ）が破壊していき、治療せずに放置すると歯がぐらぐらになって、最後には抜けてしまいます。
歯周病の原因として、喫煙もその一つです。タバコの有害物質は歯ぐきを傷つけるので、血流が悪化して歯ぐきの再生能力が低下します。また、喫煙は歯周病を悪化させてしまいます。
また、歯周病は、糖尿病の方に発症しやすいといわれています。
歯周病と糖尿病の関係については次のページで解説・紹介していきます。
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