肥満(肥満症)の治療には、食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科療法(手術)、があります。
食事療法と運動療法は、肥満の解消・治療の基本となるものです。食事療法と運動療法については、下記のページで紹介していますのでそちらをご覧下さい。
▼肥満の解消・治療のための食事療法と運動療法
それでは、このページからは、肥満の行動療法、薬物療法、外科療法、について見ていきたいと思います。
行動療法とは、日常生活において肥満と関わっている行動を調べて、それを改善していく治療方法です。
食べ過ぎてしまう、間食が多い、早食いをしてしまう、濃い味付けのものや脂っこいものばかり食べている、何かをしながらつい食べてしまう、やけ食いをしてしまう、などの肥満と関わる行動がある場合、それを改善していきます。
さらに、1日のうちで「自分の食べたもの」、そして「いつ食べたのか」などをすべて記録して、自分の食生活をはっきりさせます。摂取したカロリーなども記録して計算することで、自分がどれぐらいのカロリーを食べているのかがわかるので、食生活を改善しやすくなります。
あまり食べていないのに太る、と思っている方は、自分が食べたものを全て把握(はあく)していない場合が多いです。
自分のみだれた食生活をしっかり自覚することで、肥満治療への意識も変わるので、有効な方法です。
それでは次のページでは、肥満治療の薬物療法について見ていきましょう。
※次のページ「肥満の治療A〜薬物療法」へ続く・・・・
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