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肥満の手術(外科療法)は、薬物療法でうまく治療ができなかったり、再び肥満してしまうなど再発を繰り返してしまう重い肥満の場合、また、BMI が40を超える重度の肥満の場合に行われることがある治療法です。
BMI (ボディ・マス・インデックス)とは、身長からみた体重の割合を示す体格指数(体重指数)のことで、「体重÷身長÷身長」で算出される体重(体格)の指標です。理想的な体重を割り出すためによく使われています。(関連ページ→「肥満度のチェック@〜BMI」)
手術による肥満の治療は、体重減少の効果もあり、体重が再び増えてしまう確率も他の治療法に比べて低いなどのメリットがあります。
ただ、肥満の手術は美容のために行われるものではありません。病的な重い肥満、つまり命にかかわるかもしれない肥満を改善する、また肥満による合併症(高血圧、糖尿病、など)を改善する必要がある場合におこなわれるものです。
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肥満の手術方法 |
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肥満の手術は、「胃の縮小手術」を行ったり、小腸の一部を迂回(うかい)することで食物を吸収する量を減らす「胃のバイパス手術」などを行います。
手術は、お腹を小さく切り開いて、腹腔鏡(ふくくうきょう)という器具を挿入して行います。
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