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肥満の薬物療法 |
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肥満の薬物療法とは、食事療法や運動療法では肥満の解消が難しい場合に行われる治療法です。
肥満の薬物療法に使われる薬は、「抗肥満薬(こう ひまん やく)」と呼ばれるもので、摂取エネルギーを抑える薬と、消費エネルギーを増加させる薬に分けられます。
抗肥満薬は、食事療法の補助として使われることが多いようです。薬物療法だけで肥満を治療しようとすると、薬をやめた後すぐに体重が戻りやすいという問題があるからです。
薬には副作用もあり、長い期間使うことができないので、肥満の薬物療法は医師の指示にしたがって行う必要があります。
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抗肥満薬の種類 |
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抗肥満薬には、食欲を抑える「食欲抑制剤(しょうか よくせい ざい)」や、消化吸収を抑える「消化吸収阻害薬(しょうか きゅうしゅう そがい やく)」などがあります。
▼抗肥満薬の種類
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・食欲抑制剤 -
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食欲の伝達に関わる神経系に働きかけて、食欲をおさえる薬です。 |
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(一般名)
マジンドール(日本で初めて承認された薬剤)、シブトラミン、フェンテルミン、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、フェンジメトラジン、など |
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・消化吸収阻害薬 -
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腸の中で、摂取した脂肪の吸収を抑える薬剤です。低脂肪の食事を摂取したのと同じ効果があります。 |
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(一般名)
オーリスタット、アカルボース、ボグリボース、など |
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それでは次のページでは、肥満治療の外科療法(手術)について見ていきましょう。
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