乳がんの再発は、だいたい手術の後の 2年〜3年がいちばん多く、5年ぐらいまでが要注意です。
ただ、乳がんは進行が遅い癌(ガン)ですので、手術後 10年経過してから再発する可能性も少しはあるので、安心はできません。
乳がんは他のガンと比べると治りやすいガンです。しこりが小さく、リンパ節への転移がないのであれば、再発の可能性が多くはありません。がんのリンパ節への転移がなければ、全身再発の可能性は約10%ぐらいです。
再発・転移の治療は、局所再発の場合は手術を行います。転移している場合は放射線療法か化学療法(抗がん剤治療)を行います。ホルモン薬が使われることもあります。
乳がんの治療後は、長期的に検査などを受けて再発や転移に対して注意していく必要があります。ただ、乳がんは抗がん剤や放射線が効きやすいので、再発しても治療の効果に期待できます。
また、もう片方の乳房にも注意が必要です。まれですが、新しいガンが発生してしまうこともあります。
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