※副腎がんについて最初から見たい方は「副腎がんとは?」のページをご覧下さい。
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副腎がんの検査 |
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副腎がんの検査は、腫瘍(しゅよう)がどこにあるのかを調べるために、「X線CT検査」、「MRI検査」、「超音波検査」などの「画像検査」を行います。画像検査とは、体の内部や断面を画像化して、病変があるかどうかを調べる検査です。
シンチグラムによる検査も行われることがあります。シンチグラムとは、内服や注射によって癌(ガン)に結びつきやすい放射性物質を体内に注入することで、ガンの場所を調べる検査です。放射線物質が発するガンマ線を、体の外からシンチカメラやシンチスキャナーなどで画像やグラフにして、診断します。
また、ホルモンの分泌に異常があるかどうかを調べるには、「血液検査」を行います。
ただ、腫瘍の存在が確認できも、その腫瘍が良性か悪性が判断するには、手術によりその腫瘍を切除して調べる必要があります。
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副腎がんの治療 |
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機能性腫瘍の場合の治療は、悪性腫瘍(副腎がん)の治療では、手術による治療を行います。良性腫瘍の場合でも、腫瘍によりホルモンが過剰(かじょう)に分泌されないようにするために、手術により切除します。
悪性腫瘍(副腎がん)の可能性がある場合は、手術は胸とお腹を切り開いておこなう「開胸開腹手術」を行います。良性腫瘍でも腫瘍が大きい場合は、開胸開腹手術を行いますが、腫瘍が小さい場合は、細い管のようなものの先端にカメラが付いていて、切除などの治療も可能な「内視鏡」を使って行う「腹腔鏡手術(ふくくうきょう しゅじゅつ)」を行います。
非機能性腫瘍の場合の治療は、腫瘍の大きさが 6cm以上の場合、または 腫瘍の大きさが 4〜6cmで形がいびつな場合は、悪性である可能性が高いので、手術を行います。それ以外の場合は、経過を観察します。
がんが局所(きょくしょ)にとどまっているか、転移があるかで予後が変わります。ホルモンをつくらないがん(非機能性のがん)は予後が悪いといわれています。
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