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副腎とは? |
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副腎(ふくじん)とは、腎臓の上に左右一つずつある小さな三角形の形をした臓器です。表面部の「皮質」からは副腎皮質ホルモンを、内部の「髄質(ずいしつ)」からは副腎髄質ホルモンを分泌しています。
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副腎がんとは? |
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副腎がんとは、副腎に発生する悪性の腫瘍(しゅよう)のことです。やや女性に多く発症し、年齢に関係なく起こります。
副腎にできる腫瘍(しゅよう)は、ホルモンを過剰に生産する「機能性腫瘍」と、ホルモンを過剰に生産しない「非機能性腫瘍」に分けられます。どれもほとんどは、褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)などの良性腫瘍で、悪性腫瘍は少ないです。
副腎がんは、髄質(ずいしつ)にできる「副腎髄質がん(ふくじん ずいしつ がん)」と、皮質にできる「副腎皮質がん(ふくじん ひしつ がん)」に分けられます。
「副腎髄質がん」は、褐色細胞腫が悪性化したものです。褐色細胞腫の約10%が悪性化し、副腎髄質がんになるといわれています。
「副腎皮質がん」は、その発生頻度はとても少ないです。内分泌異常がともなう「機能性腫瘍」、内分泌異常がともなわない「非機能性腫瘍」の2つに分けられます。
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