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多発性骨髄腫の原因 |
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多発性骨髄腫の原因は、はっきりしたことはわかっていませんが、年齢(40歳以上)、性別(男性に多い)、遺伝的な要素(染色体異常)、環境的な要素(放射線被曝(ほうしゃせんひばく)、特定の化学物質との長い期間の接触)、が関係していると考えられています。
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多発性骨髄腫の検査 |
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多発性骨髄腫の検査は、症状が腰痛や背中の痛みなどのため、最初は整形外科を受診される方が多いですが、血液科(内科)が専門となります。
まず、「血液検査」と「尿検査」を行います。血液検査は、貧血、異常な免疫グロブリンの有無、腎機能、カルシウム値などを調べるための検査です。尿検査は、尿にの中に異常なタンパク(Mタンパク)があるかどうかを調べる検査です。
血液検査と尿検査で、Mたんぱくが出ている場合は、次に「骨髄穿刺(こつずいせんし)」を行います。この検査は、胸骨や腰骨に針を刺して、骨髄中の骨髄腫細胞(がん化した形質細胞)の増殖を調べるためのものです。
骨髄穿刺により、骨髄液の中に骨髄腫細胞が 10%以上あった場合は、「X線検査」、「CT検査」、「MRI検査」などで骨の異常や骨折の有無を調べます。
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多発性骨髄腫のステージ・病期 |
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多発性骨髄腫のステージ・病期は、骨髄腫細胞の数、貧血、Mたんぱく、高カルシウム血症、骨の異常、などの状態から、T期〜V期に分類されています。
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