多発性骨髄腫の症状は、初期ではほとんど症状がありません。他の病気の検査や定期検査などで見つかる場合もあります。
多発性骨髄腫では様々な症状が現れます。それらの症状は、「骨髄腫細胞による骨髄の障害」、「Mたんぱくによる障害」、「骨の障害」に分類されます。
多発性骨髄腫では「骨の痛み」が特徴的は症状です。全身の骨がおかされるので、全身が痛みますが、特に、胸、背中、腰、などの痛みが続きます。
ただ、多発性骨髄腫での骨の痛みが出てくるのは、病気がかなり進んでからになります。
病状がさらに進行すると、骨折などが起こるようになります。骨折の治療のため医者に行き、病気が発見されることもあります。
また、正常なグロブリンが減少することで、だるさ、息切れ、めまい、そして感染症に対する抵抗力の低下による発熱、出血、などが起りやすくなります。また、神経が圧迫されることにより、手や足の麻痺(まひ)、視力障害、腎臓の障害による食欲不振・むくみ、が出る場合もあります。
骨の痛みと貧血がある場合には、多発性骨髄腫の可能性があります。背中や腰の痛みが出ることが多いので、十分に注意しましょう。
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