骨髄腫の治療

-多発性骨髄腫の治療について解説。

骨髄腫治療

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも多発性骨髄腫(たはつせい こつずいしゅ)について解説しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそガンについてしっかり目をむけて、多発性骨髄腫の様々な種類や、症状・原因・治療、さらに気になるがんについての色々な情報から、多発性骨髄腫をできるだけ早期発見できるようにしましょう!
 がんにならないように、そしてガンに負けないように、当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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多発性骨髄腫の治療
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     多発性骨髄腫の治療


多発性骨髄腫治療は、病気の進行具合や骨髄腫細胞の増加の程度により決定されます。

初期の状態(Mたんぱくが少なく、骨の痛みなどの症状がほとんどない状態)では、治療を行わず経過観察をする場合もあります。病気が進行してきたら、化学療法(抗がん剤治療)をメインとして行います。

また、放射線療法や、大量化学療法後に造血幹細胞移植(ぞうけつかんさいぼういしょく)を行う場合もあります。

それでは、各治療法についてくわしく見ていきましょう。



多発性骨髄腫の化学療法

多発性骨髄腫治療は、化学療法により効果が期待できます。しかし、化学療法を行っても、確実に治癒できるわけではありません。

メルファランとプレドニゾロンという抗がん剤をつかう「MP療法」や、ビンクリスチン、ドキソルビシン、デキサメタゾンという抗がん剤を使う「VAD療法」などがよく行われます。

また、骨折などの骨障害には、「ビスホスホネート系骨吸収抑制剤」が使われます。

また、多発性骨髄腫の治療薬として、近いうちに日本でも認可が下りて治療効果が期待できる薬として、「サリドマイド」、「レナリドマイド」、「ボルテゾミブ」などがあります。



多発性骨髄腫の放射線療法

放射線療法は、がんの範囲が狭い場合には有効です。骨髄腫細胞が腫瘤(しゅりゅう)を形成した場合や、疼痛(とうつう)の緩和のために、局所照射により行われます。



多発性骨髄腫のその他の治療

インターフェロン」という薬による治療が行われることもあります。インターフェロンとは、ウイルスの増殖を抑える効果がある物質で、もともと人間のT細胞と呼ばれるリンパ球から分泌される物質です。抗がん剤との併用や、病気の状態がよくなった後に単独で使われたりします。

比較的若い患者さん(60歳以下ぐらい)には、大量の抗がん剤治療の後に造血幹細胞移植(ぞうけつかんさいぼういしょく)を行うことがあります。



高齢者の多発性骨髄腫の治療

高齢者の方の場合は、大量の抗がん剤を使うような強力な治療は行えないので、メルファランとプレドニゾロンという抗がん剤をつかう「MP療法」を行うのが一般的です。

ただ、もう少し強力な「VAD療法(ビンクリスチン、ドキソルビシン、デキサメタゾン)」を行う場合もあります。また、上記しましたインターフェロンによる治療を行うこともあります。



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