それではこのページでは、「肺がん」、「胃がん」、「大腸がん」、「乳がん」、「子宮がん」の癌検診について簡単に見ていきましょう。(癌検診について最初から見たい方は「がん検診@」のページからご覧下さい)
 |
肺がんの検診 |
|
|
肺がんの検診は、一次検診として「胸部X線検査」を行います
ただ、たばこを吸う人やたんの出る人には、「胸部X線検査」、「喀痰細胞診検査(かくたん さいぼうしん けんさ)」、「CT検査」などが行われています。
一次検査により異常がみつかったら、二次検査として、「気管支ファイバースコープ検査」などの精密検査を受ける必要があります。
 |
胃がんの検診 |
|
|
胃がんの検診は、一次検診として、「X線検査」、「内視鏡検査」が行われます。また、「ペプシノゲン検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」などが行われることもあります。
胃のX線検査は、粉状の発泡剤を飲のみ、造影剤のバリウムを飲んだ後、様々な角度
からX線撮影をします。
内視鏡検査は、内視鏡(ファイバースコープ)とよばれる細い管の先にカメラのついたもを、口(もしくは鼻)がら挿入して胃を調べる検査です。
一次検査により異常がみつかったら、二次検査として、胃の内視鏡による精密検査を行います。
胃がん検診の前の日の、夜の8時以降は何も食べてはけません。
 |
大腸がんの検診 |
|
|
大腸がんの検診は、一次検診として、「便潜血検査(べんせんけつけんさ)」、「直腸指診」、などが行われます。
便潜血検査(べん せんけつ けんさ)とは、便の中にある微量の血液を見つけるための検査です。
直腸指診(ちょくちょう ししん)とは、医師が患者さんの肛門から指を入れて、がんの有無を調べる検査です。
一次検査により異常がみつかったら、二次検査として、「X線検査」、「内視鏡検査」、などの精密検査を行う事になります。
 |
乳がんの検診 |
|
|
乳がんの検診は、一次検診として、「視診(ししん)」、「触診(しょくしん)」、「乳房X線検査(マンモグラフィ検査)」、「超音波検査」、などが行われます。
一次検査により異常がみつかったら、二次検査として、「超音波検査」、「病理組織検査」などの精密検査を行います。
乳がんは、自分で触って調べる触診により、癌を発見することができます。簡単な方法なので、触診の方法を知っておいて日々行うことも乳がんの早期発見につながります。
 |
子宮がんの検診 |
|
|
子宮がんの検診は、一次検診として、「細胞診(さいぼうしん)」を行います。
細胞診(さいぼうしん)とは、子宮がんが発生しやすい部分をへらでこすって細胞を採取して、癌細胞があるかどうかを調べる検査です。痛みはほとんどなく、すぐに終わる検査ですが、まれに細胞を採取するときに出血することがあります。
一次検査により異常がみつかったら、二次検査として、「組織診(そしきしん)」を行います。組織診とは、病変の一部もしくは全部を採取して顕微鏡で調べる検査です。
|