動脈硬化(動脈硬化症)とは、血管(動脈)の内側(血液が流れる部分)の壁にコレステロールなどの脂質(脂肪)がこびりついてしまい、血管が狭くなり血流が悪くなったり、血管が硬くもろくなってしまう病気です。
動脈硬化がさらに悪化すると、高血圧が進んだり、血管が詰まってしまい「脳梗塞(のう こうそく)」や「心筋梗塞(しんきん こうそく)」になったり、もろくなった血管が破れて「脳出血」になったりなど、命に関わる病気が発症してしまう危険が高くなってしまいます。
また、動脈硬化は加齢とともに誰にでも少しは発症してしまいます。さらに動脈硬化は、高血圧・糖尿病・高脂血症(脂質異常症)・肥満などにも関わっている病気です。
ですから、動脈硬化の予防を意識することは誰にでも必要なことであり、動脈硬化が引き起こす様々な怖い病気にならないためにも、動脈硬化についてよく知っておいて欲しいと思います。
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動脈硬化の種類 |
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動脈硬化には、3つの種類があります。
それが、「粥状硬化(じゅくじょう こうか)」、「中膜硬化(ちゅうまく
こうか)」、「細動脈硬化(さいどうみゃく こうか)」です。
その中でも、通常よく見られる動脈硬化は「粥状硬化」です。
それでは次のページでは、「粥状硬化」、「中膜硬化」、「細動脈硬化」についてくわしく見ていきましょう。
※次のページ「動脈硬化の種類〜粥状硬化など」へ続く・・・・
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