※前のページ「メタボ健診の検査項目G〜脂質W(LDL)」
※メタボ健診(特定健診)について最初から見たい方は、「メタボ健診(特定健診)とは?」のページをご覧下さい。
|
喫煙とメタボリックシンドローム |
|
|
喫煙(タバコ)は、癌(がん)などの様々な病気の発生に関わっていますが、メタボリックシンドロームも喫煙とは大きな関わりがあります。
喫煙している人はメタボリックシンドロームになりやすいといわれています。また、メタボリックシンドロームでさらに喫煙している人は、「脳梗塞(のうこうそく)」や「狭心症(きょうしんしょう)・心筋梗塞(しんきんこうそく)」になりやすくなるというデータもあります。
タバコに含まれている「ニコチン」には、LDL(悪玉)コレステロールを増加させ、血小板(血液を凝固させ出血を防いだりする)を固まりやすくする作用があるので、動脈硬化・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞の発生リスクが高くなります。
また、タバコに含まれている「一酸化炭素」は、ヘモグロビンと結合すると血管の内側の壁を傷つけるので、動脈硬化が発生しやすくなります。さらに、一酸化炭素は LDLコレステロールを酸化する働きがあるので、動脈硬化の発生リスクがもっと高くなってしまいます。
メタボリックシンドロームであり喫煙している人はもちろんですが、タバコを吸っている人はメタボである無しに関わらず、禁煙したほうがよい、ということなのです。
|