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骨や歯をつくっている栄養素である「カルシウム」はもうご存じですね。
このカルシウムは、高血圧を改善するのに効果的です。なぜならカルシウムは、血液の中のナトリウムを身体の外へ排出する働きがあるからです。
ナトリウムの排出がうまくいかないと、血圧が上がってしまいます。(くわしくは「高血圧の原因A〜高血圧と塩分」のページをご覧下さい。)
カルシウムは様々な食品に含まれていますが、効率よくとるには小魚などもいいのですが、いちばんよいのが「牛乳」です。
牛乳は、腸のカルシウム吸収率が約40〜50%ととても高いので、効率よくカルシウムをとることができます。ちなみに小魚が約30%、野菜は約20%です。
通常、牛乳200ccには、約220mgのカルシウムが含まれているので、牛乳の吸収率約40〜50%で、88mg〜110mgとなります。
ちなみに、他のカルシウムの多い食品は、いわし、しじみ、小松菜、ほうれん草、モロヘイヤ、かぶ、ひじき、海苔、アーモンド、ごまなどがあります。
ですので、牛乳やチーズなどの乳製品はカルシウムを積極的にとるようにしましょう。
また、牛乳や乳製品はそのまま食べるだけでなく、料理にうまくつかうと摂取しやすいです。できれば、クエン酸を含む食品(レモン、リンゴ、酢など)といっしょにとるとさらに吸収力がアップします。
牛乳や乳製品はカルシウムだけでなく、良質の「たんぱく質」や「カゼイン」という成分も含まれています。
たんぱく質は血管を丈夫にするので、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の予防になります。また、カゼインは消化されると血圧を下げる作用があります。
牛乳や乳製品を上手につかって、高血圧の対策・改善をしましょう!
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