軟部肉腫の症状と検査

- 軟部肉腫の症状と検査や基礎知識について解説。

軟部肉腫の症状と検査

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 当サイトでは、様々な生活習慣病の中でも高齢者に見られる病気を中心に解説紹介しています。
 このページでは、がん(ガン・癌)の中でも「軟部肉腫(なんぶにくしゅ)」について解説しています。がんは誰でもなりうる病気ですが、特に高齢になってくると起こりやすくなる病気です。そして誰もがとても怖い病気であると感じているでしょう。しかし、だからこそガンについてしっかり目をむけて、軟部肉腫の様々な種類や、症状・原因・治療、さらに気になるがんについての色々な情報から、軟部肉腫をできるだけ早期発見できるようにしましょう!
 がんにならないように、そしてガンに負けないように、当サイトが少しでもお役にたてると幸いです。
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     軟部肉腫の症状と検査


軟部肉腫の症状

軟部肉腫(なんぶ にくしゅ)の症状は、だいたいの場合は、上肢(じょうし:腕)や下肢(かし:足)の筋肉の中に、痛みのない「しこり」ができます。 また、皮膚の色が変わったり、潰瘍(かいよう)になることもあります。

皮膚の表面近くにしこりができた場合は、触れることができますが、ふとももなどの筋肉の厚い場所にできると、しこりが触れにくいので、ある程度大きくならないと気づきずらいため、もっと進行してからようやく受診するという場合もあります。

肉腫は、かたく弾力があるのが普通ですが、脂肪肉腫は比較的やわらかいです。

しこりがおおきくなる速さはさまざまで、ピンポン球大からにぎりこぶし大にまで大きくなってしまう場合もあります。大きくなると神経を圧迫して痛むことがあります。



軟部肉腫の検査

軟部肉腫の検査は、まず、見て診断する「視診(ししん)」と、さわって診断する「触診(しょくしん)」を行います。

そして、「CR検査」や「超音波検査」が行われます。CR検査とは、「Computed Radiography」の略で、コンピューターによるX線撮影検査のことです。

しこりがある程度おおきい場合は、しこりに針を刺してその組織を採取して調べる「生検(せいけん)」を行います。生検により、診断がほぼ決定されます。

また、しこりの大きさ、しこりの性質、転移があるかどうか、などを調べるために、「X線CT検査」や「MRI検査」を行います。これらの検査は体の断面を映像化して調べることができる画像検査です。

そして、必要に応じて「血管造影検査(けっかん ぞうえい けんさ)」も行います。血管造影検査とは、細い管(カテーテル)を血管内に挿入して造影剤を流し込み、X線を使って血管を連続的に写し出す(造影する)検査です。



軟部肉腫のステージ・病期

軟部肉腫ステージ・病期は、病変の悪性度と転移があるかどうかなどにより、T期からW期までに分類されています。

それでは、軟部肉腫のステージ・病期について見ていきましょう。


▼ 軟部肉腫のステージ・病期分類
T期 -
 悪性度の低い腫瘍があり、その大きさが 5cm以下か、5cmを超えていて、転移はない状態。
U期 -
 悪性度の高い腫瘍があり、その大きさが 5cm以下か、5cmを超えていて、表在性(深く進んでいない、表層筋膜、皮下脂肪組織、皮膚まで)で、転移はない状態。
V期 -
 悪性度の高い腫瘍があり、その大きさが 5cmを超えていて、深在性(腫瘍が深いところに存在・進んでいる)で、転移はない状態。
W期 -
 リンパ節への転移や、肺などへの遠隔転移がある状態。


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