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転移性脳腫瘍(てんいせい のうしゅよう)とは、脳以外の体の部分から発生した癌(ガン)が、血の流れやリンパ節などから脳へとたどりつき、脳で成長しているがんのことです。
転移性脳腫瘍の割合は、脳腫瘍の約14%です。脳へ転移しやすいがんとしては、「肺がん」、「乳ガン」などがあります。
転移性脳腫瘍の治療は、転移が 1ヶ所ならば手術による切除か、ラジオサージェリー(定位手術的照射)により治療します。
ラジオサージェリーとは、狭い範囲にいくつもの方向から放射線を照射し、腫瘍に放射線を集中させ、周りの正常な脳細胞の障害を少なくすることができる治療方法です。
転移が多数ある場合は、脳全体に放射線を照射するか、ガンマナイフによる治療を行います。ガンマナイフとは、脳の一部分だけに放射線を集中して照射することで、手術で切ったように治療できる装置です。脳の正常な細胞にはほとんど障害をあたえません。
転移性脳腫瘍(てんいせい のうしゅよう)では、 5年生存率は約10%になります。
転移性脳腫瘍は、他の臓器などにがんができていて、そこからガンが転移してきているので、そのがんがもともと発生した場所では、がんが進行してしまっていると考えられるので、予後はあまりよくありません。
ちなみに、脳の細胞自体から発生する脳腫瘍を、「原発性脳腫瘍(げんぱつせいのうしゅよう)」といいます。原発性脳腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。くわしくは「脳腫瘍とは?@」や「脳腫瘍とは?A〜脳腫瘍の種類」のページをご覧下さい。
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