脳腫瘍(のうしゅよう)とは、脳と脳の周りに発生する癌(ガン)のことです。脳腫瘍には、「原発性脳腫瘍」と「転移性脳腫瘍」の2つの種類があります。
原発性脳腫瘍は、脳の細胞から発生する脳腫瘍です。ただ、他のがんのように、肺などの他の臓器に転移することはほとんどありません。
転移性脳腫瘍は、他の臓器から発生したがんが転移によって脳で発生する脳腫瘍で、脳腫瘍の約14%を占めています。脳へ転移しやすいがんとしては、「肺がん」、「乳がん」などです。
また、原発性脳腫瘍には「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」があります。
脳腫瘍は悪性のものが多く、その細胞の形や性質により様々な種類があります。悪性腫瘍は、悪化するスピードが速いので、すぐに治療を行う必要があります。脳腫瘍の種類や患者さんの状態により、治療方法や治る可能性などが変わってきます。
良性腫瘍は、進行のスピードがゆっくりとしていて、治療も行いやすいです。ただ、良性といっても大きくなると正常な脳を圧迫し障害を起こしてしまうので、治療を行う必要があります。
脳腫瘍の種類に関しては「脳腫瘍とは?A〜脳腫瘍の種類」のページでくわしく解説・紹介しています。
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脳腫瘍の人数・年齢・性別 |
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脳腫瘍になる人は、1年で約1万5,000人、そして脳腫瘍で亡くなる人は 1年で約1,600人とされています。
脳腫瘍は高齢者から子供にまで幅広い年齢層に発生します。性別では男女ともだいたい同じぐらいの発生確率です。
それでは次のページでは、脳腫瘍の種類について見ていきましょう。
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