※舌がんについて最初から見たい方は「舌がんとは?」のページからごらんください。
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舌がんの症状 |
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舌癌の症状は、初期の段階では自覚症状がありません。ただ、舌の表面が少しざらついたり、白い斑点(はんてん)が出るなどの変化があることがあります。
がんが進んでくると、舌にただれ(びらん)、潰瘍(かいよう)、しこりなどができて、食べ物がしみたり、歯にこすれて痛みを感じるなどの自覚症状が起こります。出血したり、口臭が強くなったりすることもあります。
さらに舌癌が進むと、首(頸部:けいぶ)のリンパ節へ転移することが多いです。初めての診察の時にすでに頸部リンパ節へ転移している、というケースが多いのが舌がんの特徴でもあります。舌がんの方の約50%に転移が起きているというデータもあります。
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舌がんの検査 |
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舌癌の検査や診断を受けるには、耳鼻咽喉科(じびいんこうか)、またはがんの専門病院の頭頸科、口腔外科を受診します。
舌癌の検査は、医師が舌の側縁部(舌の周りの部分)や舌の裏側、できものやただれがあるかどうか、変色の有無、などを見て調べる「視診(ししん)」と、舌を触ってしこりなどがあるかどうかを調べる「触診(しょくしん)」を行えば、舌がんであるかどうかをほぼ診断することができます。
さらに、舌癌であるかどうかを確定するには、病変の一部の組織を採取して顕微鏡で調べる「生検(せいけん)」を行います。
生検により、舌癌であることが確定したら、舌がんがどのくらい進行しているか、転移があるのかなどを調べるために、「CT検査」、「MRI検査」、「超音波検査」、などの画像検査を行います。
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