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舌がんとは? |
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舌がん(ぜつがん)とは、舌に発生するがんで、口腔がん(こうくうがん:口の中にできるがんのこと)の代表的なものです。
口腔がんは、発生するがんの場所によっていくつかの種類がありますが、そのうちでも舌がんは、口腔がんの約50%を占めています。ただ、舌がんは、がん全体に比べるとその発生頻度はとても少ないです。
舌がんが最も多く発生する場所は、舌の両サイド(舌の周り)です。次に舌の下の部分、舌の付け根の順番で発生しやすくなります。組織学的には、そのほとんどが扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん)です。舌の先端や中央に発生することはほとんどありません。(※扁平上皮がんとは、体表部の皮膚や、口腔などの粘膜を構成する組織に発生するがんのこと)
年齢で見ますと、舌がんは、10代の若い方から70代の高齢者の方まで、広い年代で見られるがんです。ただ、40歳以上の人に多く発生します。
性別では、舌がんは男性に多く見られます。(女性の約2倍)
舌がんの 5年生存率は、約60%です。
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舌がんの原因 |
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舌がんの原因は、はっきりとしたことはわかっていません。ただ、喫煙(たばこ)、飲酒(アルコール)、入れ歯や虫歯による慢性的な刺激や傷、口の中を不潔にしている、などが関係しているとされています。
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