がんの症状は、早期のがんの段階ではほとんど何も感じないことが多いです。がんの種類によっては、少し症状が出る場合もありますが、だいたいの場合、早期がんでは症状があらわれません。
がんは「早期発見・早期治療」することが完治させるために大切なことなのですが、この「早期で症状が出ない」ということが、がんという病気を恐ろしくしている原因の
1つであるとも言えます。
つまり、がんにより何らかの症状が起こっている場合は、ある程度がんが増殖・進行していることになります。
だからといって、症状が出てからじゃ治せないとは言いきれません。がんの種類によっては、症状が出てからでも治る可能性が高いものもあります。
早期のがんを自分で自覚することは難しいとしても、やはりがんにより起こる自覚症状は知っておいた方がよいと思いますので、がんの代表的な症状を紹介しましょう。
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しこり・腫れ |
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まずは、「しこり」や「腫れ(はれ)」です。発生する場所によっては、触って確認できたり、見てわかる場合もあります。しこりは、触ると明らかに他の部分よりも硬いもので、首や胸でよ見つかることが多いです。また、腫れは、わきの下のリンパ節や太ももの付け根のリンパ節などに起こります。
ただ、しこりは良性の場合もあるので、しこりがあったらガンであるというわけではないのですが、しこりが現れたら必ず医師に診てもらうようにしましょう。
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出血 |
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出血も、がんの症状としてよく見られるものです。血たん(けったん:血液の混じったたん)、吐血(とけつ:血をはくこと)、喀血(かっけつ:気管支からの出血し、せきをすると血液が出る)、血尿、血便、などがあります。
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微熱(びねつ) |
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かぜなど、他の病気になっていないのに、微熱が長く続いている場合は、がんが発生している可能性も考えられるので、注意が必要です。
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痛み |
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痛みとしては、頭痛、腹痛、腰痛、などになります。がんが発生している部分に痛みを感じます。
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大切な定期検査や検診 |
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がんは早期では症状がほとんどないので、早期発見するにはやはり定期的な検診や検査が大切です。
勤務先などの健康診断や、自分で決まった時期に定期検査を受けるようにすることが、がんの予防にもなります。
それでは次のページでは、がんの種類別の症状について見ていきましょう。
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