※歯肉癌について最初から見たい方は「歯肉がんとは?」のページからご覧下さい。
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歯肉がんの検査 |
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医師による視診(ししん:見て行う診断)と触診(しょくしん:さわって行う診断)でほぼ診断することができます。
最終的には、病変の組織を少し採取して調べることでがんであるかどうかが確定します。
癌であると確定した後は、癌がどのぐらい広がっているのかを診るために、「CT検査」、「MRI検査」、「超音波検査」、などの画像検査を行います。
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歯肉がんの治療 |
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歯肉癌の治療は、ごく初期の段階であれば、放射線による治療で治ることがあります。
ただ、だいたいの場合は、上下のあごの骨にまでがんが進んでいることが多いので、手術による治療が基本となります。
手術は、がんとともに歯肉と上のあごである上顎骨(じょうがくこつ)や下あごである下顎骨(げがくこつ)を切除します。
手術だけでなく、抗がん剤による治療(化学療法)も行うことで、よい治療効果が期待できます。
上あごを切除した場合は、特別な入れ歯を作ります。下あごを切除した場合は、食べるときに不便になることが多いですが、会話や食べ物を飲み込むことはできます。
ただ、あごの骨を切除しても、肋骨(ろっこつ)や肩甲骨(けんこうこつ)などの骨を使って再建し、口の機能をなるべく温存できるようになってきています。
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